アルファベット社は、2025年第3四半期の収益が1023億ドル(約15兆8500億円)に達したと発表しました。この期間は7月から9月にかけてであり、同社にとって初めての1000億ドルを超える四半期となります。
収益は前年同期の883億ドル(約13兆6800億円)から16%増加しました。営業利益は3123億ドル(約4兆8300億円)、純利益は3498億ドル(約5兆4200億円)となっています。前四半期の収益は964億ドル(約14兆9400億円)、純利益は282億ドル(約4兆3700億円)でした。
アルファベット社のスンダー・ピチャイCEOは、「アルファベットは素晴らしい四半期を迎え、すべての主要事業で二桁成長を達成しました。初の1000億ドル超えの四半期を達成しました」と述べました。
また、AI技術の全体的なアプローチが強力な勢いをもたらしており、AIオーバービューズやAIモードの検索への世界的な展開を迅速に進めているとしています。自社モデルであるジェミニは、APIを通じて顧客による1分あたり70億トークンの処理を実現しています。ジェミニアプリは月間アクティブユーザーが6億5000万人を超えています。新しい事業の成長も引き続き推進しており、Google Cloudは1550億ドル(約24兆円)の受注残高で四半期を終えました。Google OneやYouTube Premiumを中心に3億以上の有料サブスクリプションを持っています。
「顧客の需要に応えるため、また企業全体で成長の機会を活用するために投資を行っています」とピチャイ氏は述べています。
2025年第3四半期のYouTube広告収益は102.6億ドル(約1兆5900億円)で、前年同期の89.2億ドル(約1兆3800億円)から増加しました。クラウド部門の収益は151.6億ドル(約2兆3400億円)で、前年同期の113.5億ドル(約1兆7600億円)を上回りました。
「Googleのサブスクリプション、プラットフォーム、デバイス」にはハードウェア、Playストア、非広告のYouTube収益が含まれており、収益は128.7億ドル(約1兆9900億円)で、前年同期の106.6億ドル(約1兆6600億円)を上回りました。
「Other Bets」部門は依然として赤字が続いており、収益は3.44億ドル(約530億円)で、前年同期の3.88億ドル(約600億円)から減少しました。損失は14.3億ドル(約2210億円)で、前年同期の11.2億ドル(約1740億円)から増加しました。
