アメリカのAI開発企業「アンスロピック」は、自社のAIアシスタント機能「Claude Cowork(クロード・コワーク)」に企業向けの新たな機能を追加し、本格的な提供を開始したと発表しました。また、AIエージェントの開発を支援する新たなツールも公開し、企業向けのサービスを強化する方針です。
アンスロピックは3か月前、「Claude Cowork」を試験的な位置づけである「リサーチプレビュー」として公開していました。今回、この位置づけを終了し、企業での利用に特化した6つの新機能を追加したということです。これにより、macOSおよびWindows向けの有料プランの利用者は、すべての機能を本格的に利用できるようになったとしています。
また、同社は新たに「Claude Managed Agents(クロード・マネージド・エージェンツ)」と呼ばれるツールの公開テストを開始しました。これは、クラウド上で動作するAIエージェントを大規模に構築し、運用するためのシステムです。
これまで、企業が独自のAIエージェントを開発する際には、安全な通信基盤の構築や権限の管理などに多くの時間を費やす必要がありました。新しいツールを導入することで、開発期間を数か月から数日へと大幅に短縮できるとしています。すでに「Notion(ノーション)」や「Asana(アサナ)」などの企業がこのツールを活用し、新たなサービスの開発を進めているということです。
アンスロピックは今週、最新のAIモデル「Mythos(ミトス)」や「Project Glasswing(プロジェクト・グラスウィング)」を発表したばかりです。このうち最も強力なモデルについては一般向けには公開せず、アップルなどの企業と協力して、ソフトウェアの脆弱性を発見し解決するためのサイバーセキュリティ対策として活用していく方針です。
