アメリカのAI開発企業「アンスロピック」は、自社の対話型AI「クロード(Claude)」において、音楽配信大手の「スポティファイ(Spotify)」などを含む多数の外部サービスとの新たな連携を開始したと発表しました。
アンスロピックによりますと、クロードの「コネクターシステム」を通じて連携できるサービスに、買い物代行の「インスタカート(Instacart)」や音声コンテンツの「オーディブル(Audible)」、配車サービスの「ウーバー(Uber)」などが新たに加わりました。これにより、提携パートナーは200社以上に拡大したということです。同社は2025年7月にこのシステムを導入しており、今後もさらに多くのサービスとの連携を予定しているとしています。
利用者がクロードと対話する際、質問内容に応じて関連性の高いサービスが自動的に提示される仕組みです。同社は「クロードに広告を導入する予定はなく、今後も無広告を維持する」と強調しています。企業から対価を受け取って特定のサービスを優先的に表示したり、スポンサーによる回答を掲載したりすることはなく、利用者の利便性を最優先に順位付けを行う方針を明らかにしました。
また、外部サービスとの連携拡大に加えて、既存機能の強化も発表されました。
今月導入された機能「マネージド・エージェント(Managed Agents)」には、新たに記憶機能が追加されました。これにより、AIが過去のやり取りから学習することが可能になります。記憶されたデータはファイルとして保存されるため、開発者はデータを外部に出力したり、APIを通じて管理したりするなど、AIが保持する情報を完全に制御できるということです。
さらに、プログラミング支援ツール「クロード・コード(Claude Code)」では、新たに1回限りのタスクをスケジュール設定できる機能が追加されました。
アンスロピックは最近、一般向けに公開している高性能モデル「クロード・オーパス(Claude Opus)」の最新版となるバージョン4.7をリリースしています。一方、さらに高い性能を持つとされるモデル「クロード・ミトス(Claude Mythos)」については、アップル(Apple)などの特定の提携企業のみに提供を限定しているということです。
