アンソロピックは、オープンAIが「ChatGPT Health」を発表したことを受けて、医療分野向けのAIツール「クロード」を発表しました。これにより、医療提供者、保険者、患者がスマートフォンやスマートウォッチなどから健康データを同期することが可能になるということです。なお、このデータはモデルの学習には使用しない方針です。
アンソロピックは、より高度な機能を提供することを目指しており、「ChatGPT Health」が患者側のチャット体験に重点を置くのに対し、クロードは医療提供者や保険者向けの研究プロセスの迅速化や報告書作成を支援する「コネクター」を導入しています。これにより、メディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)のカバレッジデータベース、国際疾病分類第10版(ICD-10)、国立プロバイダ識別子登録、PubMedなどのプラットフォームやデータベースにアクセスできるということです。
アンソロピックはブログで、クロードが「コネクター」を利用することで、医師が保険会社に追加情報を提出して薬や治療のカバーを確認する「事前承認レビュー」を迅速化できると説明しています。このプロセスは専門的な訓練や知識を必要としないため、医師にとっては自動化する方が合理的だとしています。
オープンAIによると、毎週2億3000万人がChatGPTを使って健康について話していることから、アンソロピックもこの利用ケースを注視していると考えられます。しかし、両社とも、より信頼性のある個別の指導を受けるために、医療専門家に相談するよう消費者に警告しています。
