アメリカのAI開発企業「アンソロピック」は、ソフトウェア開発やプログラミングの処理能力を大幅に向上させた最新のAIモデル、「Claude Opus 4.7」の提供を開始したと発表しました。
同社によりますと、「Opus 4.7」は高度なソフトウェア開発に焦点を当てて開発されました。特に難易度の高いプログラミング作業において、大きな性能の向上が見られるということです。これにより、利用者はこれまで厳密な確認が必要だった複雑な作業を、AIに安心して任せることができるとしています。
近年、AIを活用して直感的にソフトウェアを構築する手法が普及する中、同社のAIモデルは広く利用されてきました。今回の最新モデルでは、複雑で時間のかかる作業を正確に処理するだけでなく、指示に忠実に従い、結果を出力する前に自ら検証を行う機能も備わっているということです。
また、画像認識能力が大幅に向上したほか、プレゼンテーション用の資料や文書、システムの操作画面の作成においても、より洗練された創造的な出力が可能になったとしています。同社が公開した比較データによりますと、「Opus 4.7」はグーグルの「Gemini 3.1 Pro」やオープンAIの「GPT 5.4」といった競合他社のモデルを一部の分野で上回っているということです。
一方で、アンソロピックが開発した非公開のAIモデル「Mythos」と比較すると、幅広い処理能力の面では及ばないとしています。「Mythos」はシステムの脆弱性を発見する能力に極めて優れていますが、悪用される危険性が高いため、現在も一般には公開されていません。これに対し「Opus 4.7」には、サイバー攻撃など悪用のおそれがある指示を自動的に検知し、遮断する安全対策が組み込まれているということです。
利用者はすでに「Opus 4.7」への移行を始めることができます。ただし、新しいモデルではテキストの処理方法を改善する新たな技術が採用されているため、データの処理量が増加し、利用コストが上昇する可能性があるということです。
