アメリカのIT大手、グーグルは、Android端末のファイル共有機能「クイック共有」を、アップルの「AirDrop」と連携させ、異なるOS間でファイルの送受信ができるようにしたということです。対象となる端末は順次拡大しているとしています。
グーグルは2025年11月、自社のスマートフォン「Pixel 10」シリーズにおいて、クイック共有を通じたAirDropへの対応を開始しました。この機能はアップルの関与なしに独自に開発されたもので、iPhoneやiPad、さらにはMacBookとの間でも機能するということです。
この数か月間で対応機種は拡大しており、2月には「Pixel 9」シリーズが追加されたほか、3月と4月には韓国のサムスン電子のモデルも対応したということです。
利用する際は、異なるOS間では連絡先を通じた共有が機能しないため、送信側と受信側の双方が、端末の設定を「すべての人」から受信できるモードに変更する必要があります。受信側がこの設定を行うと、ファイルや写真、動画などを共有しようとしている近くのAndroid端末に即座に表示されるとしています。その後の手順はスムーズで、従来のAirDropやクイック共有と同様に操作できるということです。
メーカーによる設定の違いもあり、Pixel端末ではAirDropとの連携機能が常に有効になっていますが、サムスンの端末ではこの機能を任意で切り替えられる設定が追加されています。
現時点では、この機能を利用できるのは一部の機種に限られており、ベータ版の「One UI 8.5」を搭載したサムスンの「Galaxy」シリーズなどが対象となっています。
今後の対応機種の拡大について、グーグルはこれまで機種ごとに対応を進めてきました。中国の通信機器大手OPPO(オッポ)も3月、近い将来にAirDropへの対応を進める方針を示しており、各社の間で機能拡張に向けた動きが広がっています。
どのモデルが新たに対応するかは現時点では明らかになっていません。特定のハードウェア要件があるかは不明ですが、少なくともソフトウェアの要件は存在するとみられます。そのため、OSのアップデートの対象外となっている端末や、最新の「Android 16」を搭載していない端末では、対応する可能性は低いとみられています。