アメリカのIT大手グーグルは、スマートフォン向け基本ソフトの最新アップデート「Android 17 QPR1」の配信を開始したと発表しました。対象となるのは「Pixel 6」から最新の「Pixel 11」までの端末ということです。
今回のアップデートは大規模な機能追加ではなく、操作画面(UI)の微調整や使い勝手の向上など、日常的な利用体験の改善を目的としています。グーグルは、スマートフォンの基本機能が成熟しつつあるなかで、直感的な操作性やデザインの洗練化に注力する方針です。
【ユーザーインターフェース(UI)の変更】 操作画面の基幹部分において、各機能の統一感を高めるための調整が行われました。 端末がロックされた状態でのメディアプレイヤーの表示について、アニメーションが改善されました。音楽などを再生中に電源ボタンや画面を押すと、プレイヤーの画面が下から滑らかに表示される仕組みに変更されたということです。
また、アプリ一覧画面の上部にある検索バーについて、新たな設定項目が追加されました。これにより、検索候補の表示やキーボードの自動表示などを細かく調整できるようになったとしています。 さらに、複数のメディアアプリを同時に使用している場合、クイック設定パネル内にコンパクトに収納され、切り替えが容易になる機能も追加されています。
【操作性の向上】 日常的な操作をより直感的にするため、複数の機能改善が図られています。 クイック設定パネルにおいて、画面を戻る操作を行う際、事前にどの画面に戻るかを視覚的に確認できる機能が導入されました。
また、複数のキーボードアプリをインストールしている利用者向けに、クイック設定からキーボードを瞬時に切り替えられるボタンが追加されました。 モバイルデータ通信をオフにして再度オンにする際に表示される確認画面には、「今後表示しない」という選択肢が追加され、利用者の煩わしさを軽減するということです。
このほか、一部のアプリでアイコンを長押しした際、ショートカットメニューが分割して表示されるようになったほか、画面録画機能では、直前に使用していたアプリが初期設定として選択されるよう変更されました。
【デザインの変更】 機能面に加え、視覚的なデザインの変更も行われています。 設定画面の各項目の余白が広がり、画面の圧迫感が軽減されました。また、時計や計算機などの標準アプリのアイコンが、最新のデザインに合わせて刷新されています。
一部の最新機種(Pixel 10以降)では、端末の起動時にAI機能「Gemini Intelligence」のロゴが表示されるということです。 さらに、画面を操作した際のアニメーションがより滑らかになったほか、背景のぼかし効果が強調され、通知があることを示すドットのデザインも視認性が高まるよう変更されたとしています。
