イランで経済危機に対する抗議活動が続く中、インターネット接続が停止したと発表されました。ウェブ監視企業によると、イラン全土でインターネット接続が大幅に減少しているということです。
イランのサイバーセキュリティ研究者で非営利団体ミアン・グループに所属するアミール・ラシディ氏は、テッククランチに対し「現在、外部世界からほぼ完全に切断されていると思われる」と述べています。
また、世界中のインターネットトラフィックを監視するケンティック社のインターネット分析ディレクター、ダグ・マドリー氏も同様の見解を示し、木曜日のアメリカ東部時間午前11時30分(テヘラン現地時間午後8時)頃からイランのインターネットが「ほぼ完全なブラックアウト状態にある」としています。
インターネットトラフィック監視サイトのネットブロックス、インターネットインフラ企業のクラウドフレア、接続状況を追跡するIODAの各社も、同時にイラン全土での接続の急激な減少を記録しています。
クラウドフレアのデータインサイト部門の責任者であるデビッド・ベルソン氏は、テッククランチに対し「わずかなトラフィックは確認できるが、国全体が事実上完全にオフラインになっている」と述べました。
12月末、イランの複数の都市で、通貨価値の急落に続く物資の不足や価格の急騰が原因で抗議活動が発生しました。ニューヨーク・タイムズによると、テヘランの伝統的なバザールの一部の店舗は11日間閉鎖されたままだということです。
イラン政府は抗議者に対して暴力的な弾圧を行っているとされています。ラシディ氏によると、イラン政府が国内のインターネットアクセスを厳しく制御しており、今回のインターネット停止もその一環だということです。
アメリカにおけるイラン政府の代表者は、テッククランチのコメント要請には即座に応じませんでした。記事の発表時点で、イラン外務省のウェブサイトは停止していました。
