アメリカのIT大手メタは、写真共有アプリ「インスタグラム」において、短い動画「リール」を自動で作成する新たな機能をiPhone向けに導入したと発表しました。
この新機能は、複数の動画クリップを選択し、1回タップするだけで自動的に編集が行われるというものです。一方で、メタは、この機能がクリエイターの手作業による編集スキルを完全に代替するものではないと強調しており、クリエイターの反発を招かないよう慎重な姿勢を示しています。
その配慮は機能の名称にも表れており、「ファースト・ドラフト(最初の草稿)」と名付けられています。これは、あくまで創作活動の出発点を提供するものだという意味が込められているということです。
メタによりますと、この機能は動画内の無言の部分を自動でカットし、長さを調整するとしています。すべての自動編集は後から元に戻すことが可能で、クリエイターは技術的な編集作業の負担を減らし、より創造的な作業に集中できるとしています。同社は、短文投稿サイト「スレッズ」の公式アカウントを通じて、この機能の作業工程と仕上がりの例を公開しました。
新機能は、撮影直後に利用することも可能です。リールのギャラリーから複数のクリップを選択して実行する方法と、アプリ内のカメラで撮影した直後に実行する方法の2通りが用意されています。
一部のクリエイターからは、この機能が専用の編集アプリではなく、インスタグラム本体に実装された理由について疑問の声も上がっています。これに対し同社は、要望があれば他のアプリでも展開する可能性があると説明しています。
現在、この機能はiPhone版のアプリでのみ利用可能ですが、今後アンドロイド版にも導入される見通しだということです。
