ウィキメディア財団は、設立25周年を迎えるにあたり、AI技術企業との新たな提携を発表しました。これらの企業は、財団の商業製品であるウィキメディア・エンタープライズの顧客となるということです。
ウィキメディア・エンタープライズは、ウィキペディアや他のウィキメディアプロジェクトのコンテンツを大規模に再利用および配信することができる製品です。昨年発表されたグーグルとの提携に加え、アマゾン、メタ、マイクロソフト、Mistral AI、Perplexityとの提携もこの1年間で形成されたとしています。さらに、Ecosia、Pleias、ProRata、Nomic、Reef Mediaとの提携も今回の発表に含まれています。
これらの提携により、ウィキペディアはAIモデルやその他の技術製品やサービスが消費者の質問に迅速かつ正確に答えるためにそのコンテンツを再利用する時代において、新たな持続可能性を得る方針です。ウィキメディア・エンタープライズは、単に技術企業からの利用料を得るだけでなく、彼らのデータニーズに応じた量と速度でウィキメディアプロジェクトへのアクセスを提供するということです。
財団はブログ投稿で、ウィキペディアが現在、世界で最も訪問されているウェブサイトのトップ10に入り、300以上の言語で毎月150億回以上閲覧されているとしています。
ウィキメディア財団のCPO/CTOであるセレナ・デッケルマン氏は、「ウィキペディアは知識が人間のものであり、人間が必要であることを示しています。AIの時代において、ウィキペディアの人間主導の知識がこれまで以上に必要です」と述べています。「読者やボランティア編集者、寄付者、パートナー、そして世界中のファンの継続的な支援により、ウィキペディアは今後25年間以上にわたり、人間主導の知識とコラボレーションの重要な拠点であり続けるでしょう」とのことです。
技術提携の発表に加え、財団は誕生日キャンペーンを開始しました。これは、世界中のウィキペディアボランティアの舞台裏を紹介する新しいビデオドキュメンタリーシリーズを含んでいます。また、「ウィキペディア25年」のタイムカプセルも発表され、サイトの過去、現在、未来を探る内容となっています。一部のナレーションは創設者のジミー・ウェールズ氏が担当しています。1月15日午後4時(UTC)には、ゲストやゲーム、エンターテインメントを含む誕生日イベントがライブ配信され、ウィキペディアのYouTube、TikTok、Instagramチャンネルで視聴可能です。
財団の誕生日発表には、技術インフラのアップグレードや独自のAIアプローチ、ゲームや短編ビデオなどの新しい実験など、最近の進展も強調されています。
