オンラインマーケットプレイスのエッツィは、長年CEOを務めたジョシュ・シルバーマン氏が年内に退任すると発表しました。
新しいCEOには、エッツィのプレジデント兼最高成長責任者であるクルティ・パテル・ゴヤル氏が就任するということです。シルバーマン氏は8年間エッツィを率い、退任後は会長に就任する予定です。
ゴヤル氏はエッツィで10年以上勤務し、4年前にエッツィが買収したソーシャルコマースプラットフォーム「デポップ」のCEOに任命されました。現在の役職には約7か月間就いています。
エッツィは事業拡大に課題を抱えており、ゴヤル氏のデポップでの経験が成長回復に寄与することを期待しているとしています。9月30日に終了した第3四半期では、エッツィのアクティブバイヤー数が前年同期比で5%減少し、8,660万人となりました。7月には「アリゲーター・アルカトラズ」ブランドの商品の販売を許可したことでユーザーのボイコットを経験しました。
エッツィのセラー数は前年同期比で10.9%減少し、550万人となりました。また、第3四半期の総商品販売額(GMS)は2.4%減の24億ドル(約3,720億円)でした。
一方、デポップは好調で、アクティブセラー数が40%増の300万人、アクティブバイヤー数が38%増の660万人となりました。デポップのGMSは39.4%増の2億9,210万ドル(約450億円)に達しました。
この発表を受け、エッツィの株価は約9%下落しました。
