オペラは、AIエージェント機能を備えたサブスクリプションベースのブラウザ「ネオン」を本日から提供開始すると発表しました。このブラウザは、AI技術を活用した新たな機能を特徴としています。
オペラは、AIベースのブラウザ市場で競争力を持つために、いくつかの興味深い機能を開発しました。
まず、「タスク」という機能があります。これは、開いているタブのコンテキストを理解し、情報を集めてユーザーが完了しようとしているアクションを実行することを目的としています。オペラによれば、「タスクはコンテキストを理解し、複数の情報源を一度に分析、比較、行動することを可能にする自己完結型のワークスペースです」とのことです。
次に、「カード」という機能があります。これは、頻繁に使用するプロンプトを保存し、複雑なタスクのためにカードを組み合わせることができる機能です。オペラによると、「カードは、必要なときにすぐに使えるお気に入りのAI動作のデッキのようなものです」と説明しています。
さらに、「ネオン・ドゥ」という機能もあります。これは、クラウドではなく実際のブラウザセッション内で動作するエージェント機能です。これにより、ユーザーが既にログインしているサービスやプラットフォームを利用して、実際のコンテキストからデータを収集し、タスクを実行することができます。
これらの機能に加えて、「メイク」と「チャット」もあります。「メイク」はユーザーのリクエストに基づいて小さなアプリを構築し、「チャット」は閲覧中のウェブページのコンテキストに基づいてネオンと対話することができます。
オペラは、ネオンをプライバシー重視のアプローチで構築したとしています。ログイン情報や支払い情報はデバイス上に留まり、トレーニングには使用されないということです。
オペラ・ネオンの月額料金は19.99ドル(約3,100円)で、初めてのユーザーは本日からアクセス可能です。興味のある方は、オペラ・ネオンのウェブサイトでウェイトリストに登録することができます。
