ノルウェーに本社を置くオペラ社は、2024年に施行されたデジタル市場法(DMA)の影響で、欧州におけるiOSユーザーが5倍に増加したと発表しました。
オペラ社は、発表したプレスリリースで、昨年10月までの12ヶ月間で、欧州全体のiOSデイリーアクティブユーザーが88%増加したとしています。これは、DMAの規定により、欧州のユーザーに新しいデバイス設定時やその他の場面でブラウザ選択画面が表示されることが一因ということです。
この成長は、最初の12ヶ月間で57%の全体的な増加を記録した後に続くものであり、フランスなどの主要市場ではDMAの導入以来、アクティブユーザーが5倍に増加したとしています。
オペラ社のモバイル担当エグゼクティブバイスプレジデント、ヨルゲン・アルネセン氏は、次のように述べています。「15年前、オペラはiPhone向けにApple Safariの最初の代替ブラウザを導入しました。10年以上にわたる小規模な成長の後、2年前にブラウザを刷新する機会を見出し、無料のブラウザVPNなどのオペラ独自の機能をiOSユーザーに提供しました。それ以来、独自のブラウザ革新に注力し、欧州での競争環境の改善、集中的なマーケティングにより、当社のポートフォリオで過去数年で最も高い成長を遂げた製品を生み出しました。」
現在、オペラは、ブラウザ選択画面が必要とされる27カ国すべてでリストされています。同社は、欧州での成長はDMAの規定だけでなく、ブラウザ内VPNや新しいAI機能などの提供努力の結果であるとしています。
オペラのプレスリリース全文を読むには、こちらのリンクをご覧ください。
