ソフトウェア開発企業のオペラ(Opera)は、パソコン向けの自社ブラウザーに内蔵されている無料のVPN(仮想プライベートネットワーク)機能について、公共のWi-Fiなどに接続した際に自動的に有効になる新たな機能の提供を開始したと発表しました。
オペラは2016年からブラウザーに無料のVPN機能を内蔵しており、「基本的なオンライン上のプライバシー保護をすべての人が利用できるようにする」という方針を掲げています。
近年、VPNはプライバシー保護のツールとして広く認知されるようになりましたが、調査会社のデータによりますと、16歳以上のインターネット利用者のうち、VPNを利用しているのは23%にとどまっているということです。
公共のWi-Fiは、データの傍受などの通信の安全面でリスクが高いと指摘されており、仕事や旅行などで利用するユーザーにとって課題となっていました。
今回の新機能では、公共のWi-Fiや安全性が確認できないネットワークに接続した際、VPNが自動的に作動します。これにより、ユーザーが手動で設定を有効にする手間が省け、より安全にインターネットを利用できるとしています。
この機能は事前の同意(オプトイン)に基づいて提供され、設定画面から簡単に切り替えることができるということです。まずはアメリカとフランスのユーザーに向けて提供が開始されました。
オペラによりますと、この無料VPNはヨーロッパの厳格な個人情報保護のルールであるGDPR(一般データ保護規則)に準拠して運用されており、外部の監査法人による監査も受けているということです。同社は、広告を非表示にする機能などとあわせて、ユーザーのプライバシー保護をさらに強化していく方針です。
