アメリカのIT企業「オープンAI(OpenAI)」は、対話型人工知能(AI)「ChatGPT」の新たな有料プランとして、月額100ドル(約1万5500円)の「Proプラン」の提供を開始したと発表しました。
これまで同社は、広告が表示される無料プランや月額8ドル(約1200円)の「Goプラン」、広告なしで月額20ドル(約3100円)の「Plusプラン」、そして最上位となる月額200ドル(約3万1000円)の「Proプラン」を提供してきました。現在、公式の料金ページには月額200ドルのプランは表示されていませんが、同社によりますと、この最上位プランも引き続き利用可能だということです。
オープンAIは、月額20ドルの「Plusプラン」と今回新設された月額100ドルの「Proプラン」について、プログラミング支援ツール「Codex」の日常的な利用を想定しているとしています。新しい月額100ドルのプランでは、「Plusプラン」の5倍の利用枠が提供されるということです。
この新たな価格設定は、競合するアメリカのIT企業「アンソロピック(Anthropic)」が自社のAI「Claude」向けに展開している月額100ドルのプランに対抗する狙いがあるとしています。生成AI市場における競争が激化する中、開発者向けのサービスを拡充することで自社の優位性を保つ方針です。
オープンAIの広報担当者は、「新しい月額100ドルのプランは、制限が課題となる高負荷の作業において、開発者により実用的なプログラミング能力を提供するために設計されたものです。競合サービスと比較しても、費用対効果が高いことが特徴です」と述べています。
また、同社は5月31日までの期間限定で、月額100ドルのプランにおいて通常よりもさらに多い利用枠を提供する方針です。期間終了後は利用制限が適用される見通しだということです。
なお、いずれのプランも利用回数は無制限ではありません。しかし、月額200ドルのプランでは「Plusプラン」の20倍の利用枠が設けられており、複数のプロジェクトを並行して進めるような負荷の高い作業にも十分に対応できるとしています。2つの「Proプラン」の基本的な機能は同じであり、主な違いは利用回数の上限だということです。
オープンAIによりますと、現在、世界中で毎週300万人以上が「Codex」を利用しており、その数は過去3か月間で5倍に増加したということです。月ごとの利用成長率も70%を超えており、開発現場におけるAIの導入が急速に進んでいることがうかがえます。
