アメリカのIT企業「OpenAI」は、対話型AI「ChatGPT」において、企業やチーム向けに複雑な業務を自動化する新たな機能「ワークスペース・エージェント」を導入したと発表しました。
OpenAIによりますと、新機能の「ワークスペース・エージェント」は、これまで提供してきた特定の目的向けにカスタマイズできる機能「カスタムGPT」に代わるものです。同社は今回のアップデートについて、チームでの利用に重点を置いたとしています。
この機能を利用することで、組織内で設定された権限や管理の範囲内で、複雑な作業や長時間の処理を担う共有のエージェントを作成できるということです。
新たなエージェントは、同社のAIモデル「Codex」の技術を基盤としています。報告書の作成やプログラミングのコード記述、メッセージへの返信など、日常的な業務を代行することが可能です。また、クラウド上で実行されるため、ユーザーが操作していない間も継続して稼働するとしています。
さらに、作成したエージェントは組織内で共有でき、「ChatGPT」やビジネスチャットツール「Slack」を通じて共同で利用しながら、継続的に改善していくことができるということです。
この機能は、ビジネス向けや教育機関向けのプランを対象に、研究段階のプレビュー版として提供が開始されました。同社は今後、既存の「カスタムGPT」を「ワークスペース・エージェント」に直接変換できる機能も追加する方針です。
OpenAIは今週、画像生成機能のアップデートやMac向けの新たなソフトウェアなどを相次いで発表しており、法人向けサービスの拡充を急ぐねらいがあるとみられます。