アメリカのIT大手「オープンAI」は、Mac向けのAI開発支援ツール「Codex」に、画面の表示内容を読み取って文脈を理解する新機能「Chronicle」を追加したと発表しました。
「Codex」は、オープンAIが開発を進めているデスクトップ向けのアプリケーションで、現在は主にソフトウェア開発の自動化支援に特化しています。同社は今後、エンジニア以外の幅広い開発者にとっても有用なツールへと発展させる方針です。
今回追加された「Chronicle」は、その目標に向けた取り組みの一つです。過去の会話履歴から学習する「メモリー機能」をさらに拡張し、直近の画面上の情報を活用します。これにより、利用者が毎回詳細な指示を入力しなくても、AIが作業の文脈をより正確に把握できるようになるということです。
オープンAIによりますと、この機能によってAIは画面上のエラーや開いている文書などを認識し、「これ」や「あれ」といった指示の意図を理解できるようになります。また、利用者が使うツールや作業手順などを継続的に学習するとしています。
画面のキャプチャ画像や生成されたデータは、利用者の端末内に保存され、内容の確認や編集が可能です。プライバシーに配慮し、機能はいつでも一時停止や無効化ができるということです。一方で、バックグラウンドで処理を行うため、AIの利用上限に達しやすくなるとして注意を呼びかけています。
この新機能は、有料の「Pro」プランの利用者を対象に、研究段階のプレビュー版として本日から提供が開始されたということです。