アメリカのIT企業「オープンAI」は、画像生成AIの最新版となる「ChatGPT Images 2.5(チャットGPT・イメージズ2.5)」の提供を開始したと発表しました。従来よりも画像の細部が鮮明になり、より正確な編集が可能になったとしています。
同社は今年4月に前世代となる「Images 2」を公開しており、およそ5か月でのアップデートとなります。「Images 2」では、高解像度での出力や複数の縦横比への対応、最新情報を反映するためのウェブ検索機能のほか、ラテン語以外の言語への対応や、「即時(Instant)」と「思考(Thinking)」という2つの処理モードが追加されていました。
今回発表された「Images 2.5」について、オープンAIは「より自然な光の表現や豊かな質感を再現できるようになった」と説明しています。また、参考として読み込んだ画像の特徴を維持する能力が向上したほか、複数回にわたる編集の指示にもより正確に従うということです。
さらに、画像を生成するまでの待ち時間を従来に比べて最大で50%短縮したとしています。これにより、ユーザーはより素早く画像を生成し、アイデアを形にできるということです。
このほか、チャット画面に直接絵を描いて画像生成の参考にできる「スケッチ機能」や、一般的な画像形式のテンプレート、生成のための指示文を他のユーザーと共有できる機能なども新たに追加されました。
開発者向けには、用途に応じた2つのモデルが提供される方針です。 標準的な用途に向けた「GPT-Image-2.5 Flare(フレア)」は、従来より高い品質の画像を半分の待ち時間で生成でき、SNS向けのコンテンツや視覚検索、試作品の迅速な作成などに適しているとしています。 一方、より高度な作業に向けた「GPT-Image-2.5 Sunburst(サンバースト)」は、細かな編集の制御が可能で、広告キャンペーンや洗練された製品画像などのプロ向けの制作業務を想定しているということです。
「Images 2.5」は、パソコンやスマートフォンなどのすべての環境で、「ChatGPT」や企業向けの「ChatGPT Work」、プログラミング支援の「Codex」を利用するすべてのユーザーに向けて本日から順次提供されるということです。
オープンAIは先週にも新たなAIモデル「GPT-6 Astra」を発表したばかりで、多様なニーズに対応する新機能を立て続けに投入することで、生成AI市場での主導権をさらに強化するねらいがあるとみられます。
