デザインプラットフォーム大手のCanvaは、イベント「Canva Create」において、新たなAIシステム「Canva AI 2.0」のリサーチプレビュー版の提供を開始したと発表しました。自律型AIを活用したデザイン分野への本格的な参入となります。
【デザインの枠を超える新機能】 「Canva AI 2.0」は、デザインの作成だけでなく、業務の自動化やコンテンツ制作を統合した会話型のインターフェースを導入しています。基盤となるのは、同社が独自に開発した「Proteus」や「Lucid Origin」「I2V」といった画像・動画生成モデルです。同社によりますと、これらのモデルは同等の最先端技術と比較して、処理速度が最大で7倍速く、コストを30分の1に抑えられるということです。
【自然言語での操作と自律型システム】 今回の発表により、ユーザーは日常的な言葉で要望を入力するだけで、AIが自動的にデザインを生成するようになります。さらに、作成や編集、自動化、プラットフォーム上での公開に至るまでの作業工程も、新しい自律型システムが処理するとしています。
同社は、「長年にわたるAI研究とデザイン向け基盤モデルへの投資により、Canvaはアイデアの着想から実行までを1か所で完結できるプラットフォームへと進化しました」と説明しています。
【システム基盤とワークフローの拡張】 「Canva AI 2.0」は、新たなシステム基盤とワークフローツールを組み合わせることで、デザインの生成にとどまらず、調査や自動化、タスク管理といった幅広い業務に対応する方針です。
システム基盤が中核となるAI体験を支える一方で、追加されたワークフロー機能は、計画の策定やチーム内での連携、日常業務の効率化を目的としています。これにより、デザイン作業以外のビジネスシーンでもプラットフォームを活用しやすくなるということです。
【今後の提供方針】 「Canva AI 2.0」のリサーチプレビュー版は本日から提供が開始され、同社のホームページから登録した先着100万人のユーザーが利用できます。同社は、今後数週間をかけて順次対象者を拡大していく方針です。
