韓国のサムスン電子が展開する折りたたみ式スマートフォン「Galaxy Z Fold 8」において、マグネット式のモバイルバッテリーを装着した際、端末の端からはみ出してしまうという構造上の課題が明らかになったということです。
「Galaxy Z Fold 8」は、本体の縦幅が短いことに加え、ワイヤレス充電規格「Qi(チー)」のリングが端末の低い位置に配置されています。このため、マグネット式の財布やモバイルバッテリーを取り付けると、端末の下部からはみ出してしまう状態になっています。これは、他の横幅が広い折りたたみ式スマートフォンでも共通して発生する課題だと指摘されています。
この課題を解決する糸口として注目されているのが、アメリカのアップルが展開する折りたたみ端末「iPhone Duo」向けの周辺機器です。「iPhone Duo」の登場により、短く厚みのある端末の形状に合わせた、より小型の「Qi2」対応モバイルバッテリーの開発が進んでいます。
周辺機器メーカーのBMX社は、「iPhone Duo」専用に設計された全固体電池搭載のモバイルバッテリーを発表しました。この製品は5,000ミリアンペア時の容量を持ち、スタンド用のリングとバッテリー残量を示す小型ディスプレイを備えています。アップルの折りたたみ端末の下部からはみ出さない設計になっているということです。
この新しい小型バッテリーが「Galaxy Z Fold 8」にも適合することが期待されていました。しかし、BMX社がIT専門メディアに明らかにしたところによりますと、サムスン製端末の特徴的なカメラ部分の設計が干渉するため、完全には適合しないということです。
サムスンのカメラ設計は、周辺機器の装着において引き続き課題となっています。同社は「Galaxy S27」シリーズの一部で新たな設計を採用する方針だとされていますが、既存の利用者にとっては依然として不便な状況が続いています。
BMX社は、同社のバッテリーが「Galaxy Z Fold 8」に完全にフィットするわけではないとしつつも、従来製品に比べれば大幅な改善が見込めるとしています。このモバイルバッテリーの価格は80ドル(約1万2400円)で、現在販売されています。今後も「iPhone Duo」向けに設計されたバッテリーが市場に投入されることで、「Galaxy Z Fold 8」の利用者にとっても選択肢が広がるとみられています。
