スマートフォン向けに物理キーボードを展開するアメリカの企業「Clicks(クリックス)」は、同社初となるAndroid搭載スマートフォン「Clicks Communicator」の仕様を向上させ、12月に出荷を開始すると発表しました。
同社は今年初めの家電見本市「CES」でこの端末を発表した際、主にメインのスマートフォンと組み合わせて使う2台目の端末として位置づけていました。しかし、顧客からメインの端末として使用したいという要望が多く寄せられたため、全体的な利便性を向上させる方針へと転換したということです。
最大の変更点は、メモリ(RAM)の容量を8GBから12GBへ増強したことです。他のスマートフォンメーカーがコスト削減のためにメモリを減らす傾向にある中、同社は将来の技術要件を見据えてメモリを追加する戦略をとっています。また、OSのアップデートを3回、セキュリティアップデートを5年間保証し、2032年頃まで長期間にわたって安全に使用できる体制を整えるとしています。さらに、出荷時のOSは「Android 17」を搭載し、バッテリー容量も4,350mAhに引き上げられました。
アクセサリーの拡充も発表されました。関連機器メーカーのDbrandと提携し、専用のケースを39ドル(約6,000円)、自己位置合わせ機能付きの画面保護フィルムを35ドル(約5,400円)で販売します。また、クリックス独自のバンパーケースを49ドル(約7,600円)で提供するほか、デザインを変更できる充電カバーも素材に応じて50ドル(約7,800円)または80ドル(約1万2,400円)で販売する方針です。
さらに、ユーザー向けの新たなサービスとして、端末の補償プランとeSIMの通信プランの提供を開始します。補償プラン「Clicks Care」は129ドル(約2万円)で、アメリカとカナダを対象に、免責額49ドル(約7,600円)を支払うことで2年間の修理や交換に対応します。また、新たな通信サービス「Clicks Mobile」は、アメリカと英国を対象にeSIMを通じて音声通話とデータ通信を提供するもので、発売時に利用を開始した契約者には2か月間の通信料を無料にするとしています。
「Clicks Communicator」は12月に出荷される予定で、予約者には最終的な注文手続きの案内が送られています。9月30日までは発売記念価格の499ドル(約7万7,300円)で予約可能ですが、10月1日以降は通常価格の650ドル(約10万800円)に引き上げられます。なお、記念価格で予約した顧客に対しては、今回の仕様向上に伴う追加料金は求めないということです。
