グーグルは、全ソフトウェアエンジニアに向けたAI活用のコーディング指針を発表しました。これは、サンダー・ピチャイ氏が4月に、グーグルのコードの30%以上がAIによって生成されていると発表したことに続くものです。
関係者によりますと、グーグルは月曜日に全ソフトウェアエンジニアにAIの使用に関する推奨事項とベストプラクティスをメールで送信したということです。この広範な文書は、同社のエンジニアによって作成され、これまでの成功例を考慮に入れています。
グーグルは、AIを活用して生産性を向上させることを期待しており、これが迅速な反復と開発の促進につながることを望んでいます。指針には、AIの支援を受けたコーディングの利用方法や、現在のAI技術の限界についての理解が含まれています。特に、技術リーダーやマネージャーがAI開発をチームに取り入れる方法を理解することを目指しています。
この30%という数字は、AIがコードを生成し、人間がそれをレビューして受け入れる前に確認するプロセスを指しています。今回の指針では、コードレビュー、セキュリティ、保守における「厳格さの維持」を強調しています。また、グーグルはコーディング以外の領域でもAIの利用を探求することを社員に求めています。
この指針は、グーグルがAIの活用について最も正式に示したものであり、既存の採用も注目に値するものです。ピチャイ氏は今月初めに、AIの利用がエンジニアリングの速度を約10%向上させたと述べています。
外部では、グーグルは過去1年で、Gemini Code AssistやGemini CLI、Android StudioでのGeminiをリリースしています。
グーグルは声明で、今回のAI指針の発表を確認しました。「私たちのエンジニアリングチームは、すでにコーディングやバグ修正などでAIツールを定期的に使用しています。これらの推奨事項とベストプラクティスは、グーグル全体のソフトウェアエンジニアが日常業務でAIを最大限に活用するためのものです」としています。