グーグルは、AndroidゲームにおいてPlay Games Sidekickを通じてGemini Liveを導入すると発表しました。これにより、Playからダウンロードしたゲームをプレイ中に役立つオーバーレイが提供されるということです。
対応するゲームでは、新しいハンドルが画面の両側にドラッグ可能で、通知からアクセスすることもできます。このオーバーレイは、横向きと縦向きの両方に対応し、プロフィールとPlayポイントへのリンクを含んでいます。
また、スクリーンショットの撮影、画面録画、YouTubeへのストリーミング、通知のオフ機能を備えたグリッドが表示されます。
さらに、「Gemini Live開始」ボタンがあり、これを押すとアシスタントが起動し、画面共有が始まります。インラインコントロールでマイクのミュートや終了が可能です。ゲームに関する質問をすることで、ゲームを中断せずに口頭でのヒントやサポートを受けられるということです。
グーグルは「The Battle of Polytopia」でSidekickをデモンストレーションし、その効果を示しました。グーグルプレイはGoogle DeepMindチームと協力し、昨年12月にゲーム用AIエージェントを初めてデモンストレーションしました。Geminiは画面上のアクションに基づいてゲームを理解できるとしています。
一方で、Sidekickの「ゲームヒント」はAIによってプレイヤーのゲームプレイに基づいて提供されます。達成状況、連続プレイ、クエスト、クーポン(Playポイント)、Playクレジット(インラインで交換可能)、ブーストのカルーセルもあります。
グーグルは、今後数ヶ月以内に一部のゲームでPlay Games SidekickとGemini Liveを試用できるようにする方針です。
また、グーグルはゲーム開発者向けに新しい「Level Up」プログラムを開始し、最新のプラットフォーム機能をサポートすることで様々な利益を得られるとしています。Sidekickはその機能の一つであり、2026年7月までにサポートが求められます。(他の例としては、2026年11月までにクラウドセーブとシームレスリストアの追加があります。)