グーグルは、生産性向上を目的としたChromebook PlusシリーズにAI機能を追加すると発表しました。これには、検索やテキストキャプチャのための画面選択ツール、複雑なテキストを説明するツール、NotebookLMが含まれるということです。
新しい画面選択ツールは、スマートフォンのChromeでの「サークルで検索」機能やGoogleレンズと同様に動作します。ランチャーボタンを長押しするか、スクリーンショットツールを使用して画面上のものを選択すると、グーグルが即座に検索を行うということです。また、このツールを使ってテキストを選択し、カレンダーにイベントを素早く追加することも可能です。
昨年、グーグルは一部のChromebook Plusモデルに新しい「クイックインサート」キーを追加しました。これにより、ショートカットを起動することができるようになりました。ユーザーはこのキーを使って、グーグルのAI画像生成機能やAIを活用したライティングツールにアクセスできるということです。
さらに、新しい「簡略化」機能では、選択したテキストをAIが説明、簡略化、または要約することができます。
グーグルはまた、新しいChromebook Plusユーザー全員に、年額240ドル(約3万7千円)のGoogle AI Proプランの1年分のサブスクリプションを提供する方針です。このプランには、Geminiアプリ、ビデオ編集ツールFlow、画像からビデオを作成するツールWhisk、Gmail、Docs、ChromeでのGemini、2TBのストレージが含まれています。
これらの機能に加えて、グーグルはレノボの新しいChromebook Plus 14に2つの専用AI機能を提供します。1つはAIを使用してタブとドキュメントの整理を推奨し、もう1つはギャラリーアプリを使用して背景を削除したりステッカーを作成したりする画像編集機能です。
レノボの新しいChromebookは、OLEDタッチスクリーンを備え、ARMベースのMediaTek Kompanio Ultraチップで動作します。12GBと16GBのRAMバリエーションがあり、それぞれ649ドル(約10万円)と749ドル(約11万6千円)です。