グーグルは、最新のビデオ生成モデル「Veo 3」を世界中のGeminiアプリのAI Pro加入者に提供すると発表しました。
グーグルのジョシュ・ウッドワード氏は水曜日の夜、「インド、インドネシア、ヨーロッパ全域など、159カ国の加入者が今すぐビデオを作成できるようになっている」と発表しました。
このVeo 3は、2025年5月に開催されたI/Oイベントで発表され、音声付きのビデオを生成できる機能を持っています。音声には、対話や背景音、自然音などが含まれます。利用例としては、プロンプトに短編小説を含めることが可能です。グーグルは「現実世界の物理と正確なリップシンク」を特徴としているとしています。
Veo 3は最初、月額約3万9千円(249.99ドル)のAI Ultra加入者向けに発表されましたが、6月には月額約3千1百円(19.99ドル)のAI Proプランにも「Veo 3 Fast」として提供されました。720pのクリップは8秒間で、様々な最適化により生成速度が2倍になっています。
Geminiアプリでは、Pro加入者が1日に3本のVeo 3 Fastビデオを生成できるようになります。その上限に達した後は、Veo 2に戻ります。
グーグルはまた、「生成時のブロックが少なくなった」としており、将来的には写真からビデオへの生成機能も追加する方針です。