アメリカのIT大手グーグルは、自社のAIサービス「AIモード(AI Mode)」について、入力画面のデザインを刷新するとともに、AIが自動で飲食店の予約を行う機能を世界8つの国と地域に拡大したと発表しました。
スマートフォン向けのアプリでは、入力画面の仕様が変更されるということです。これまでのポップアップ式のメニューから、画面下部から引き上げる形式(ボトムシート)に刷新されます。
画面上には「ギャラリー」や「カメラ」の大きなボタンが配置されます。また、「ツール」の項目からは、スマートフォン版では現在「画像生成」のみが利用可能だということです。さらに、「Gemini 3モデル」の切り替え機能が配置され、「オート(自動)」または「プロ」を選択できるとしています。
この新しいインターフェースは、AndroidおよびiOS向けに、一般向け(安定版)として順次提供が開始されているということです。
一方、グーグルはAIが利用者に代わって飲食店の予約を行う機能について、アメリカ以外の市場にも展開する方針です。新たにオーストラリア、カナダ、香港、インド、ニュージーランド、シンガポール、南アフリカ、イギリスの8つの国と地域で利用可能になったとしています。
この機能は、利用者が希望する時間や場所、料理のジャンル、人数、店内の雰囲気などを入力するだけで、AIが提携する複数の予約サイトなどを検索し、予約可能な店舗を提案する仕組みです。
例えば、「土曜日の午後7時に、犬の同伴が可能なイタリア料理店で2人分の席を探してほしい」や、「ヴィーガン向けの天ぷらを提供している近くの寿司店で、4人分の席を見つけてほしい」といった細かな条件を指定できるということです。
グーグルは、この機能を事前のテスト登録(Labs)なしで、すべての利用者が標準で利用できるようにする方針です。同社はAIによる自律的な処理能力(エージェント機能)を強化することで、利用者の利便性向上とサービスの国際展開を図る狙いがあるとみられます。
