アメリカのIT大手グーグルは、自社のスマートフォン「Pixel」シリーズ向けに、次期基本ソフト(OS)「Android 17」のベータ版の提供を開始したと発表しました。今回は開発者向けの初期プレビュー版を省略し、直接ベータ版を公開したということです。
グーグルは、自社開発の半導体「Tensor」を搭載した端末に最適化したOSの提供を通じて、ハードウェアとソフトウェアの統合を深め、技術的な自立とエコシステムの強化を図る方針です。今回の「Android 17」ベータ版は、2021年に発売された「Pixel 6」シリーズから、最新の「Pixel 10」シリーズまでの端末が対象となります。
なお、「Pixel 6」シリーズ(6aを除く)にとっては、今回が最後の主要なOSアップデートになる見込みで、サポートは2026年10月に終了する予定としています。また、最新機種の「Pixel 10a」は現時点では対象外となっています。
4月16日現在、提供されている最新バージョンは「ベータ4」です。これは、5月から6月にかけて予定されている次期リリース前の、最後のベータ版になるということです。
【ベータ版の導入方法】 ベータ版の導入には、主に2つの方法が用意されているということです。
1つ目は、グーグルの専用サイト(Android Beta Program)から登録する方法です。対象端末を登録した後、端末の設定画面から「システム」、「ソフトウェアアップデート」の順に進むことで、無線通信経由でインストールが可能になるとしています。
2つ目は、パソコンを使用して手動でファイルを導入(サイドロード)する方法です。より早く最新版を試すことができる一方、専門的な知識が必要となります。グーグルは、不測の事態に備えて、事前に端末のロック解除設定(OEMアンロック)を有効にすることを推奨しています。
具体的な手順としては、専用サイトから端末に対応したOTA(Over The Air)ファイルをダウンロードし、端末を「リカバリーモード」で起動します。その後、開発者向けツール(ADBツール)をインストールしたパソコンと接続し、専用のコマンドを入力してファイルを転送することで、インストールが完了するということです。
グーグルは、ベータ版の利用にあたっては予期せぬ不具合が発生する可能性があるとして、利用者に注意を呼びかけています。
