アメリカのIT大手グーグルは、スマートフォンなどの基本ソフト「アンドロイド(Android)」向けに、最新の生成AIモデル「Gemini Nano 4」を今年後半に提供開始すると発表しました。
グーグルの発表によりますと、新たなAIモデルの基盤となる「Gemma 4」は、従来のバージョンに比べて処理速度が最大で4倍に向上したということです。また、バッテリーの消費量を最大で60パーセント削減できるとしています。テキストや画像、音声などを複合的に処理するマルチモーダル機能を備え、140以上の言語に対応する方針です。
具体的な活用例として、複雑な条件に基づく推論や、数学的な計算の精度が向上したとしています。さらに、時間に関する理解力が深まったことで、カレンダーやアラームなどの機能がより正確に動作するということです。加えて、画像認識技術も向上し、図表の読み取りや手書き文字の認識において、より精度の高い結果が得られるとしています。
「Gemini Nano 4」は、今年後半に発売される高性能なアンドロイド端末に順次搭載される予定です。また、開発者が「Gemma 4」向けに作成したプログラムは、そのまま「Gemini Nano 4」対応の端末で動作する仕組みだということです。
現在、開発者向けの早期アクセス版が提供されています。グーグルは今後、プレビュー期間中にシステムの機能拡張や新たなツールの追加など、複数のアップデートを行う方針です。これにより、AI技術のスマートフォンへの統合をさらに進めるねらいがあるものとみられます。
