アメリカのIT大手グーグルは、ウェブブラウザー「クローム(Chrome)」に統合された生成AI「ジェミニ(Gemini)」の機能を、日本を含むアジア太平洋地域で順次提供を開始したと発表しました。
この機能はこれまで、アメリカのほか、カナダ、インド、ニュージーランドの4か国で先行して提供されていました。今回、日本をはじめ、オーストラリア、インドネシア、フィリピン、シンガポール、韓国、ベトナムなどのアジア太平洋地域へと対象を拡大したということです。
パソコン版(Mac、Windows、Chromebook Plus)では、現在開いているタブの内容をAIが認識し、情報の要約や関連する質問への回答などを行うとしています。利用する際は、画面右上のアイコンやキーボードのショートカットなどから起動することができます。
また、設定画面の「AIイノベーション」という項目からカスタマイズが可能で、画面の横にサイドパネルとして表示したり、独立したウィンドウとして配置したりできるということです。
さらに、スマートフォン向けの「iOS」版ブラウザーでも同様の機能が順次導入される方針です。アドレスバーの左側からアクセスできるようになりますが、日本は今回のiOS版の提供対象には含まれていないということです。
グーグルは、世界的にシェアの高い自社のブラウザーに生成AIを直接組み込むことで、利用者の利便性を高め、激化する開発競争において独自の技術圏をさらに強化する狙いがあるものとみられます。
