グーグルはスマートホームデバイス向けに「ジェミニ・フォー・ホーム」を発表しました。これにより、アップルのシリがさらに遅れをとる可能性があるということです。
「ジェミニ・フォー・ホーム」は、グーグルアシスタントの後継として位置づけられています。グーグルは、この新しいアシスタントが「高度な推論、推測、検索能力」を備えており、より強力で使いやすいとしています。「ヘイグーグル」の呼びかけは変わりませんが、従来の「硬直したコマンド」が「より微妙で複雑な要求」に置き換わるとしています。
具体的には、「寝室以外のすべてのライトを消して」や「今年の夏のブロックバスター映画のあの曲を流して」といったコマンドが可能になるとしています。また、アップルが長らく約束していた複数のコマンドを連携させる機能も実現するとしています。「ライトを暗くして、温度を72度に設定して」といった命令が可能になるということです。
さらに、グーグルは現在のスマートホームの概念を超え、より包括的な能力を持つインテリジェントアシスタントを目指しているとしています。具体例として、「本格的なイタリアンラザニアの材料を買い物リストに追加して」や「完璧にブランチしたブロッコリーのためにタイマーを設定して」、「冷蔵庫にあるほうれん草、卵、クリームチーズ、スモークサーモンで美味しい料理を作る手助けをして」といった要求が可能になるとしています。
この「ジェミニ・フォー・ホーム」は、既存のスピーカーやディスプレイ、および新しいデバイスにおいて、10月1日から導入が開始される予定です。グーグルは、来月の早期アクセスプログラムでの導入開始を発表しました。
