アメリカのIT大手グーグルは、対話型AI「Gemini(ジェミニ)」のアプリにおいて、情報を整理・蓄積できる「ノートブック」機能を、無料の利用者向けにも提供を開始したと発表しました。この機能は、今月上旬に有料プランの利用者向けに先行して導入されていました。
グーグルによりますと、ウェブ版のGeminiの画面横にあるパネルに、新たに「ノートブック」の項目が追加されたということです。これは、同社が提供するAIツール「NotebookLM」のノートブック機能と同様のものです。利用者は、動画の概要やインフォグラフィックなどの作成を引き続き行うことができるとしています。
この機能は、チャットの履歴やファイルを整理するための専用スペースとして機能します。Geminiアプリでのあらゆる会話は、メニュー画面からノートブックに追加することが可能です。
また、AIが回答を生成する際、ノートブック内のすべてのチャット履歴を考慮する仕組みとなっています。一方で、この履歴の参照機能を無効にする設定や、回答の語り口や形式を個別に指示する機能も備わっているということです。
ノートブックを開くと、入力欄の上部で参照元のデータを確認できるほか、下部にはチャットの履歴が表示されます。さらに、Geminiの各種ツールやウェブ検索も利用できるとしています。
利用できる参照元の数はプランによって異なります。無料の利用者は1つのノートブックにつき最大50件まで追加できるということです。有料プランの場合、「AI Plus」では100件、「Pro」では300件、「Ultra」では600件まで対応するとしています。
グーグルは今後、ノートブックを自社のさまざまな製品で共有できる「個人の知識基盤」として位置づける方針です。将来的にさらに便利な機能を追加する計画も示唆しています。なお、スマートフォン向けアプリやMac向けアプリでは現在未対応となっており、今後数週間かけて順次利用できるようになるということです。
