アメリカのIT大手グーグルは、生成AI(人工知能)「Gemini(ジェミニ)」について、アップルのパソコン「Mac」向けの専用アプリの提供を開始したと発表しました。
グーグルによりますと、これまでMacでGeminiを利用するにはウェブブラウザーを経由する必要がありましたが、専用アプリの導入により利便性が大幅に向上するということです。キーボードの「Option」と「Space」キーを同時に押すことで即座に起動できるほか、パソコンの画面を共有してAIに状況を読み取らせる機能などが搭載されています。
このアプリは、アップルのシステムに最適化された開発言語「Swift(スウィフト)」を用いて独自に設計されています。グーグルの開発担当者は「100日足らずで100以上の機能を開発した」としており、今後も順次、新たな機能を追加していく方針です。アプリは無料で提供され、基本ソフト「macOS 15 Sequoia」以降で動作するということです。
一方、グーグルのGeminiは、アップルが今年後半に展開を予定している次世代の基本ソフト「iOS 27」や「macOS 27」において、音声アシスタント「Siri」や独自のAI機能「Apple Intelligence」の基盤技術として採用される見通しです。
両社は2026年1月に共同声明を出し、次世代のAIモデルの開発において複数年にわたる提携を結んだことを明らかにしていました。アップルは、グーグルのAI技術が最も優れた基盤を提供すると判断したとしており、業界最高水準のプライバシー保護を維持しながら機能の向上を図るとしています。詳細については、今年6月8日から開かれるアップルの開発者向け会議「WWDC 2026」で発表されるとみられています。
