グーグルは、過去10年間のネストスピーカーとディスプレイにおいて、英語設定のデバイス向けにジェミニホーム音声アシスタントの早期アクセス提供を開始したと発表しました。
ジェミニは、曲名やアーティストを知らなくても曲を検索できるなど、音声コマンドの範囲を拡大しています。また、複雑な要求や例外を含むスマートホーム制御においても優れた対応力を持っています。
グーグルホームプレミアムアドバンスドを利用している場合、AIイベントの説明を通じてカメラ履歴の検索や家庭内の状況確認が可能です。ジェミニは、カレンダーやリスト、タイマー、リマインダーの要求に対しても意図を理解し、必要に応じて確認質問を行います。
ジェミニライブは、「ねえ、グーグル、チャットしよう」という合図の後、ホットワードが不要となるモードです。ユーザーはグーグルの応答やフォローアップ質問を中断することができ、「OK、終わり」でセッションが終了します。
ジェミニは、より曖昧で自然な言語を理解することができ、スクリプトに従うだけではない「非決定論的」な特性を持っています。これにより新たな能力が開かれますが、初期アクセスにおいては統合に向けた課題もあるということです。
多くのメディア、スマートホーム、カレンダー、リマインダーのアクションが自然言語クエリをサポートしていますが、すべてのアクションを完全に活用するためのアップグレードはまだ進行中です。異なるタイプのアクションを単一のコマンドに統合することも可能になりつつありますが、現在は一部のスマートホームデバイスでのみ対応しています。
ジェミニは短期的な記憶を持ち、コンテクストに基づく会話が可能ですが、コンテクストは無限ではありません。そのため、しばらくして会話に戻るとコンテクストがリセットされることがあります。また、セッション中に話題を変更すると、以前の話題のコンテクストが影響を及ぼすことがあります。
ジェミニライブは、背景ノイズ(テレビや他の会話など)を拾う可能性があり、グーグルはオーディオモデルを調整して、ユーザー、ジェミニの応答、背景ノイズを区別する能力を向上させる方針です。
フィードバックは「ねえ、グーグル、フィードバックを送信して」と言うことで送ることができます。一度ジェミニホーム音声アシスタントを使用すると、グーグルアシスタントには戻れないということです。
ジェミニライブのフル体験は、Google Home Premiumのサブスクリプションが必要です。ジェミニホームは、Googleアシスタントに代わる形で無料で提供されるということです。
ジェミニホームアシスタントは、2026年初頭に米国英語以外にも拡大する予定です。
