アメリカのIT大手グーグルは、最新のスマートフォン「Pixel 11」シリーズにおいて、過度なAI(人工知能)処理を抑え、ユーザーが写真の仕上がりを細かく調整できる新たなカメラ機能を導入したと発表しました。若年層を中心に、より自然な写真の仕上がりを求める声が高まっていることに対応する方針です。
グーグルはこれまで、スマートフォンのカメラにおいて、複数の画像を合成して色調などを自動補正する技術を牽引してきました。しかし近年、AIによる過度な画像処理に対して、より現実の風景に近い自然な仕上がりを求めるユーザーからの反発が強まっていました。
これを受け、グーグルは「Camera Looks(カメラルックス)」と呼ばれる新機能を導入しました。この機能では、影やハイライト、鮮やかさ、シャープネス、色合いなどをユーザー自身が細かく調整できるとしています。競合するアップルのスマートフォンに搭載されている同様の機能と比較して、よりカスタマイズ性を高めているということです。
グーグルは初期のスマートフォンにおいて、コントラストの強い特徴的な写真の仕上がりを採用していましたが、近年はより均一で鮮やかな処理へと移行していました。今回の新機能の導入は、ユーザーに写真のコントロール権を返し、より自然な描写を可能にするための軌道修正を図る狙いがあるとしています。
また、「Pixel 11」に搭載された背面の通知ライト機能「HiLight」について、外部の開発者が機能を拡張する専用アプリを迅速に開発したことも注目を集めています。AIを活用したコーディング技術の普及により、特定の用途に合わせたアプリ開発が容易になっており、スマートフォンの利便性を補完する動きが加速しているということです。
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