アメリカのIT専門メディアなどは、グーグル(Google)が新たに展開するスマートフォン「Pixel 11」シリーズ向けの純正クリアケース「Pixelsnap Clear Case」について、価格に見合わないとして購入を控えるよう消費者に呼びかける見解を発表しました。
指摘されている最大の理由は、50ドル(約7800円)という強気な価格設定です。この価格は、グーグルがこれまで販売してきた色付きの純正ケースと同額です。また、他社が販売する本革を使用した折りたたみ端末向けの高品質なケースと比較しても、わずか25ドル(約3900円)しか安くないということです。
機能面においても、一般的な熱可塑性ポリウレタン(TPU)素材のケースと大きな違いはないとされています。純正品特有のマグネット機能による利点も限定的だということです。オンライン通販などで15ドル(約2300円)から17ドル(約2600円)程度で販売されている他社製の安価なケースと比較しても、使用感にほとんど差がないとしています。
さらに、一部の他社製ケースと比較した場合、純正品の方が劣る可能性も指摘されています。純正ケースは端末の下部が保護されていない設計となっているため、落とした際に画面やフレームが破損する危険性があるということです。また、開封直後から素材の黄ばみが目立つという品質上の問題も報告されています。
専門家らは、消費者に対して純正ケースの購入を慎重に検討するよう促すとともに、グーグルに対してアクセサリー製品の品質向上を求めています。
現在、Pixelシリーズは市場でのシェアを拡大しているものの、アップル(Apple)のiPhoneや韓国サムスン(Samsung)の主力端末と比較すると、ケースなどの選択肢が依然として乏しい現状があります。グーグルには今後、より魅力的なアクセサリー戦略を展開し、次期モデル「Pixel 12」に向けて製品の拡充を図る方針が求められるとしています。