グーグルは、ピクセル端末における通話録音機能を一部地域で再導入する方針を発表しました。これにより、米国、英国、オーストラリア、カナダの一部ユーザーが利用可能となっています。
今月初めに、グーグルはヘルプセンターを更新し、通話録音機能を再導入する準備を進めていることが明らかになりました。これまで、通話録音は地域によって制限されていましたが、AIツールである「Call Notes」として部分的に復活していました。
ピクセル端末の通話録音機能は、「Call Notes」や「Magic Cue」とともに、電話アプリに統合される見込みです。アンドロイドオーソリティによると、あるユーザーがピクセル8 Proでこのオプションを確認したと報告しています。当該端末の電話アプリは最新のベータ版である193.0.809761572-publicbetaであり、グーグルは機能を広く提供する前にテストを行っているということです。
通話録音は、アプリの設定において「発信者IDと迷惑電話」の下にオプションとして表示されます。この設定は、「Call Notes」と似たようなもので、完全にオンまたはオフにすることができ、非連絡先または指定された番号で自動的にトリガーされるように設定できます。
通話中には、「Call Assist」ピルに通話録音オプションが表示され、「Call Notes」と同様にタップすると自動的に開始されます。録音された通話は、「Recents」セクションの通話カードから確認できます。
この機能はまだ広範に展開されていないようですが、米国、英国、オーストラリア、カナダの一部ユーザーには利用可能であると報告されています。また、機能が利用可能になると、推奨カードが表示されるため、ユーザーにとって分かりやすくなるということです。
グーグルのサポートページでは、どのデバイスが通話録音を利用できるかが詳細に説明されています。ピクセル6以降のデバイスが対象であり、Android 9以上を搭載した他のデバイスでも利用可能です。ただし、どの地域で利用可能になるかは明らかにされていません。