アメリカのIT大手、グーグルは、スマートホームを管理するアプリ「Google Home」と、生成AI「Gemini」を活用した音声アシスタント機能について、大幅なアップデートを実施したと発表しました。AI技術を活用した機能強化により、スマートホーム分野での利便性を一段と高めるねらいがあるものとみられます。
グーグルによりますと、アプリ内のカメラ機能のデザインを刷新し、画面下部を中心に主要な機能へアクセスしやすくしたということです。また、有料プランの利用者向けには、AIがカメラの録画履歴を分析して説明を加える機能が追加され、過去の映像から特定の場面をより簡単に確認できるようになります。
さらに、音楽や動画をスマートスピーカーなどで再生する際の操作画面も改良されました。楽曲の画像が中央に大きく表示されるほか、再生の制御や機器の管理がより直感的に行えるようになったとしています。
このほか、連携する外部機器の接続が切れた際に再設定を即座に促す機能や、支払いに問題が生じた際に有料プランを解約せず一時停止とする措置も導入されました。これにより、利用者が録画履歴やAIによるデータなどを失うのを防ぐということです。
一方、音声アシスタント機能では、スマートホーム機器の制御が大幅に高速化されました。機器への指示や家庭内の配置データの処理を最適化したことで、照明や電源プラグの操作にかかる時間が最大で1.5秒短縮されたということです。
また、アラームやタイマー、リマインダーの設定についても処理効率が向上し、ほぼ瞬時に実行されるとしています。これらの高速化は、英語、フランス語、スペイン語で先行して提供され、今後ほかの言語にも順次対応する方針です。
さらに、AIが利用者の発言の文脈を理解する精度も向上しました。新たな指示なのか、前の会話の続きなのかを正確に判別し、不要な音声を無視できるようになったということです。あわせて、利用者が独自に設定した動作手順(カスタムルーティン)も、ほかの指示に干渉されることなく実行できるよう改善されたとしています。
