IT大手のグーグルは、夏の旅行計画に向けた新たな機能などを導入したと発表しました。自律的に動作するAI(人工知能)を活用し、利用者の代わりに近隣店舗の在庫状況を確認する機能や、特定のホテルの宿泊料金の変動を追跡する機能を追加したということです。
グーグルによりますと、新たに更新された「AIモード」では、利用者が探している特定の商品について、AIが代わって地元の店舗に連絡し、在庫の有無を確認するとしています。この機能は昨年11月に通常の検索機能として導入されましたが、今後数週間以内にアメリカ国内で「AIモード」にも展開される方針です。
例えば、「度付きのサングラスを忘れたため、今かけている眼鏡に合うクリップオン式の偏光サングラスを探している。近くのどこで購入できるか」と指示すると、AIが対象の店舗に電話をかけ、後ほど利用者に詳細な情報を送信するということです。
また、宿泊施設の料金追跡機能も拡充されました。これまでは都市ごとの料金動向を把握できましたが、今回の更新により、希望する個別のホテルを指定して追跡できるようになりました。パソコンからはホテル名で検索して価格追跡の設定を有効にし、スマートフォンからは検索後の「価格」タブから設定できます。指定した期間内に料金の変動があった場合、メールで通知を受け取ることができるとしています。
さらにグーグルは、2026年の夏に向けた航空券検索の動向も明らかにしました。人気の目的地として、カリブ海のセント・マーチン島やスウェーデンのストックホルムなどのほか、アメリカのミズーリ州カンザスシティやフロリダ州サラソータといった国内の都市が上位に挙がっているということです。
旅行の計画にAIを活用する動きも広がっています。過去1年間で「AI旅行アシスタント」や「AIコンシェルジュ」といった言葉の検索数が350%急増したほか、「AIを活用した航空券の予約」に関する関心も315%増加しており、グーグルはAI技術による利用者の利便性向上をさらに進める方針です。
