アメリカのIT大手グーグルは、AI=人工知能を活用した検索結果にウェブサイトのコンテンツが使用された場合、サイト運営者に直接報酬を支払う試験的なプログラムを開始したと発表しました。
グーグルの検索サービスにおいてAIの導入が進む中、従来のウェブサイトへのアクセス数が減少しているという指摘が相次いでいます。グーグル側はアクセス減少についてAIが原因ではないと主張していますが、多くのサイト運営者が影響を受けているのが現状です。
こうした課題への対策として、グーグルは「AI貢献パイロット」と呼ばれる新たな取り組みのテストを開始したということです。アメリカのメディアの報道によりますと、このプログラムは数十規模のサイト運営者を対象に実施されており、ニュースサイトにとどまらず、主に中小規模の多様なウェブサイトが参加しているとしています。
参加する運営者の管理画面には報酬額が表示され、「対象となるAI製品の回答にコンテンツが大きく貢献した場合、収益が蓄積される」と説明されているということです。
プログラムに参加した運営者からは、「提供される情報はまだ基本的なものだが、グーグルがコンテンツに対して直接報酬を支払う前例を作ろうとしていることには大きな意味がある」と期待する声が上がっています。
グーグルは以前から、生成AIの回答の鮮度や正確性に貢献するウェブサイトと提携する新たな方法を模索していると説明していました。過去には一部の主要な報道機関と商業的な提携プログラムを発表していますが、今回の試験的な取り組みを通じて、より幅広いサイト運営者を対象に支援や提携を拡大する方針です。
