アメリカのIT大手グーグルは、ビジネスや個人向けに提供している動画作成・編集サービス「Google Vids」において、AI=人工知能を活用したアバターのカスタマイズ機能や、動画生成AIの無料利用枠などを新たに追加したと発表しました。
グーグルによりますと、今回のアップデートにより、無料のGoogleアカウントを持つ利用者でも、動画生成AI「Veo 3.1」を使用して、最長8秒の動画クリップを月に10回まで生成できるようになるということです。文章や画像から動画を作り出すことが可能で、イベントの案内や短い宣伝動画などの作成に活用できるとしています。
また、上位の有料プランである「AI Ultra」の契約者は、月に最大1000回まで動画を生成できるほか、「AI Pro」および「Ultra」の契約者は、音楽生成AI「Lyria 3」などを活用して、30秒から3分間のオリジナルの音楽やサウンドトラックを追加できるということです。
さらに、今回の更新の柱として、利用者が細かく指示を出せるAIアバター機能が導入されました。文章で指示を入力することで、アバターの外見や服装、背景を自由に変更できるほか、利用者が読み込んだ製品などの画像とアバターを画面上で連動させることも可能だということです。動画全体を通して、アバターの顔や声は一貫して保たれるとしています。
このアバター機能は、有料の「Google Workspace」アカウント向けに、日本語を含む8つの言語で世界的に提供される方針です。
このほか、パソコンの画面と利用者の姿を同時に録画できる新たな拡張機能や、作成した動画を直接動画投稿サイト「YouTube」に公開できる連携機能も追加されたということです。グーグルは、生成AIの技術を自社のサービスに深く組み込むことで、利用者の利便性向上とコンテンツ制作の効率化を推進するねらいがあるとみられます。
