グーグルは、新型イヤホン「Pixel Buds 2a」を発表しました。これは、Pixel 10の発表イベントで公開されたもので、デザインや機能が大幅に刷新されています。新たに搭載されたアクティブノイズキャンセリング(ANC)や空間オーディオのサポートなど、前モデルからの改善が見られます。しかし、イヤホン市場は2021年とは大きく異なり、価格も約30ドル(約4600円)上昇しているため、即座にお得感があるというわけではないようです。
ハードウェアとデザインにおいて、「Pixel Buds 2a」は前モデルよりも小型化されており、保護ケースもよりコンパクトになっています。ケースは丸みを帯びたデザインで、ポケットに簡単に収納できるサイズです。また、ケースの内側には光沢のあるプラスチックが使われていますが、外側はマット仕上げで、指紋が目立ちにくいデザインです。イヤホン本体も小型化され、耳にフィットしやすくなっています。
ソフトウェアとバッテリーの面では、「Pixel Buds 2a」はPixel 10との相性が良く、Androidでの使用に適しています。設定は端末内で完結し、専用アプリのダウンロードは不要です。マルチポイント接続やFind Hubへの登録など、便利な機能も備わっています。
音質とANCについては、音楽再生時の音質は良好ですが、優れた音質とは言い難いという評価もあります。ANCはホワイトノイズを効果的に遮断しますが、より有機的な音には限界があるということです。
グーグルは約4年間、ミッドレンジイヤホン市場から離れていましたが、その間に競合他社は進化を遂げています。「Pixel Buds 2a」は多くの機能を備えた万能型イヤホンとして評価されており、セール時には特に魅力的な選択肢となるでしょう。