アメリカのIT大手グーグルは、生成AIの最新モデル「Gemini 3.8 Flash(ジェミニ 3.8 フラッシュ)」の提供を開始したと発表しました。前回の更新からわずか3週間でのリリースとなります。
グーグルによりますと、今回のモデルは過去3か月間で3回目の更新となります。ソフトウェア開発や自律的なタスク処理、専門分野における複雑な推論などの面で、前のモデルである「3.7 Flash」から大幅な性能向上を実現したとしています。
各種の性能評価において、より開発コストの高い最先端のモデルに匹敵する水準に達しているということです。グーグルは、性能向上の背景について「複雑な課題に対して、追加の推論を行ったり、ツールを繰り返し呼び出したりするなど、より入念な処理を行う設計にしたためだ」と説明しています。このため、処理の負荷が高い場合には、より多くのデータ単位(トークン)を消費する可能性があるとしています。
AIが学習している情報の期限については、一部の分野では2026年3月まで、その他の分野では2025年1月までのデータが反映されているということです。
利用料金については、12月31日までの導入価格として、入力データ100万トークンあたり0.75ドル(約116円)、出力データ100万トークンあたり3.75ドル(約581円)で提供する方針です。
この最新モデルは、有料サービスである「Google AI Pro」などの利用者に向けたアプリや、表計算ソフトなどで既に利用可能となっているほか、開発者向けのシステムでも提供が始まっています。
また、グーグルはサイバーセキュリティーに特化した「Gemini 3.8 Flash Cyber」もあわせて発表しました。システムの脆弱性を自律的に発見する高い能力を備えているとしており、特定の試験運用プログラムを通じて、一部の専門家向けに提供を始めるということです。
