グーグルは、検索とディスカバーページに一連の変更を加えると発表しました。これにはAIを活用した新機能が含まれ、ユーザーが広告を折りたたむことができるようになるということです。
広告はグーグルの主な収益源であるため、この変更は一見驚くべきものですが、新しい「スポンサー結果を非表示」ボタンを押すことで、検索結果ページのトップに表示される広告を折りたたむことが可能です。
ただし、広告を画面から消すことはできても、スポンサー結果のラベルはスクロールしても画面上部に残るとしています。このように、広告は折りたたまれてもページを追いかける形で表示され続けることになります。
さらに、スポンサー結果のヘッダーはAIによる概要の上部および下部に表示され、ページの下部にも表示されます。これらのテキスト広告は「スポンサー結果を非表示」ボタンで折りたたむことができ、オーガニックコンテンツに集中することが可能です。
新しいデザインにより、ユーザーはページのトップに簡単に移動できるようになり、広告のサイズは変わらず、1つのグループに最大4つのテキスト広告しか表示されない方針です。
「スポンサー」ラベルは、ショッピング広告など他の場所にも表示され、「スポンサー製品」としてブランド化されます。
これらの更新はデスクトップとモバイルの両方に展開される予定です。
また、グーグルは検索とディスカバー全体に他の変更も加える方針です。スポーツ情報を検索する際には、新しい「What's New」ボタンが登場し、最新のトレンドやニュース記事を表示するフィードが提供されます。これは数週間以内に米国のGoogle検索に展開される予定です。
一方、モバイルのGoogleアプリのディスカバーフィードでは、AIによるトレンドトピックを追跡する新機能が導入されます。ここでは、短いプレビューを表示し、詳細を確認したり、他のリンクを探索したりすることができます。この機能は、さまざまな出版社からのストーリーを追跡するために設計されていますが、AIによる回答や消費者のメディア習慣の変化により、検索トラフィックが減少している出版社にとっては重要なタイミングです。
この機能は現在、米国、韓国、インドで展開されています。
