アメリカのIT大手グーグルは、生成AI「Gemini」を搭載したサブスクリプションサービスの新たな料金体系と機能の詳細を発表しました。従来のプランを名称変更した「Google AI Pro」に加え、より高度な機能を備えた上位プラン「Google AI Ultra」を導入し、AI技術の普及と自社エコシステムの強化を進める方針です。
無料ユーザー向けには、複雑な推論や生成レイアウトに対応する機能がアメリカ国内で提供されています。また、最新モデルを搭載したAIが1日の利用制限付きで利用可能となっています。
従来の「Google One AI Premium」から名称を変更した「Google AI Pro」は、アメリカでは月額19.99ドル(約3,100円)で提供されます。このプランでは、AIモデルの利用上限が引き上げられるほか、検索エンジン上でのより詳細な回答生成機能が利用可能になるということです。
また、GmailでのAIによる検索機能の向上や、文章作成時の高度な校正機能が追加されています。さらに、Googleドライブやドキュメントなどの各種アプリでも連携機能が利用できるとしています。クラウドストレージの容量は従来の2TBから5TBに増量されました。加えて、動画生成機能などで利用できるAIクレジットが毎月1,000付与されます。
新たに導入された最上位プラン「Google AI Ultra」は、アメリカでは月額249.99ドル(約38,700円)で提供され、150以上の国と地域で利用可能です。このプランでは、毎月12,500のAIクレジットが付与されるほか、30TBの大容量ストレージ(通常月額約23,200円相当)や動画配信サービスの有料プラン(通常月額約2,200円相当)が含まれています。
また、Gmailの新たな機能として、受信トレイをAIが自動で整理する機能のベータ版が利用可能になるということです。さらに、ブラウザ上で複数のタスクを同時に処理する研究用プロトタイプや、インタラクティブな仮想空間へのアクセスも提供されるとしています。
グーグルは新たな仕組みとして、動画生成などに使用する「AIクレジット」を導入しました。ユーザーは必要に応じて、25ドル(約3,900円)で2,500クレジット、200ドル(約31,000円)で2万クレジットなどを追加購入できるということです。
開発者向けには、プログラミングを支援するAIエージェントの利用上限が大幅に引き上げられており、グーグルはAIを活用した開発環境の強化や、技術の自立化に向けた取り組みを加速させる方針です。
