グーグルは、モバイルアプリに新しい機能を追加すると発表しました。この機能は、ユーザーがインスピレーションを得るための画像を表示する専用の「画像」タブです。
この新しい「画像」タブは、iOSとAndroidのGoogle検索アプリの下部に追加され、ユーザーの興味に応じてパーソナライズされた画像を表示するということです。画像は毎日更新され、旅行の計画やパーティーの開催、アパートの装飾、新しいファッションの発見など、さまざまな用途に対応する方針です。
このような用途は、PinterestやInstagramなどのソーシャルアプリがユーザーに提供している主な理由でもあります。ユーザーはGoogleの新しいタブで画像を閲覧し、他の画像を検索したり、気に入った画像をコレクションに保存することができるということです。
この追加により、グーグルはアプリのユーザーエンゲージメントを高めることを狙っているとしています。特に、AI企業が検索や広告ビジネスに影響を与えている現状を考慮してのことです。
さらに重要な点として、この機能はGoogleの人気のある検索アプリ内で広告を表示する新しい場を提供する方針です。すでにモバイルデバイスの画像タブ内で広告のカルーセルをテストしていることが確認されており、この新しいタブ内で広告が表示される可能性もあるということです。
なお、グーグルが検索から画像や他のブックマークを保存する専用機能を発表したのは今回が初めてではありません。2018年には「コレクション」機能を導入し、後にAI機能を追加して、保存するアイテムを提案するようにしました。しかし、この機能は画像だけでなく、ウェブサイトや製品、地図の位置情報も保存することを推奨していました。
グーグルによれば、新しい画像タブは、今後数週間以内にアメリカ国内のiOSとAndroidで展開される予定です。グローバルでの展開についての具体的な時期は明らかにしていません。
