アメリカのIT大手グーグルは、自社の発表イベントにおいて、新型スマートフォン「Pixel 11」シリーズの発表に合わせ、貴重品などの紛失を防ぐための新たな小型端末「Pixel Tag(ピクセルタグ)」を発売すると発表しました。価格は29ドル(約4500円)で、競合するアップルの紛失防止タグ「AirTag」に本格的に対抗する狙いがあるということです。
新製品の「Pixel Tag」は、世界中のアンドロイド端末をつなぐグーグルのネットワーク「Find Hub」を活用して、紛失した端末や持ち物の位置を特定する仕組みです。これは、アップルが提供する位置情報ネットワークと同様の機能であり、利用者はスマートフォンの内蔵アプリにタグを追加することで、手軽に探し物を見つけることができるとしています。また、スマートフォンだけでなく、同社のスマートウォッチ「Pixel Watch」からも直接タグの音を鳴らして探すことが可能だということです。
アップルの「AirTag」が円形で刻印可能なデザインであるのに対し、グーグルの「Pixel Tag」はより薄く、細長い楕円形を採用しています。幅は約2.8センチ、高さは約4.6センチ、厚さは約0.5センチとなっており、「AirTag」よりも薄型に設計されているということです。重さは電池を含めて約11グラムと、両製品でほぼ同じ水準となっています。
耐久性の面では、水深1メートルの水に30分間沈めても影響がない「IP67」相当の防水・防塵性能を備えています。また、ブルートゥースや、より正確な位置を特定できる超広帯域無線(UWB)に対応していますが、近距離無線通信(NFC)機能は搭載していないということです。本体にはスピーカーが内蔵されており、近くにある際に音を鳴らして見つけやすくする機能が備わっています。
電源には、市販のボタン型電池(CR2032)を使用しており、利用者が自分で交換できる仕様となっています。電池の寿命はおよそ1年間だとしています。
鍵やバッグなどに取り付けて使用することを想定した「Pixel Tag」は、2026年11月11日に発売される予定です。価格は1個入りが29ドル(約4500円)、4個入りが99ドル(約1万5300円)になる方針です。
