アメリカのIT大手グーグルは、写真管理アプリ「Googleフォト」に、生成AI(人工知能)を活用した新たな動画編集機能「Video Remix(ビデオ・リミックス)」を追加したと発表しました。
この新機能は、グーグルが新たに開発したAIモデル「Gemini Omni(ジェミニ・オムニ)」を基盤としています。これにより、数秒で動画の編集や加工が可能になるということです。
具体的には、「Googleフォト」の「作成」タブから利用でき、暗い動画を明るくする照明効果の追加や、背景の差し替えができるとしています。また、水彩画やスケッチブック、油絵のような芸術的な画風に動画を変換することも可能だということです。
グーグルは、アップルやオープンAI、アドビなどの競合他社に対抗するため、一般消費者向けのアプリに生成AIを組み込む取り組みを強化する方針です。専用のソフトウェアに頼ることなく、スマートフォンの簡単な操作で動画編集を可能にすることで、利用者を自社のサービス内に引き留める狙いがあるものとみられます。
グーグルは公式ブログの中で、「美しい動画を作成するために、専門的なスキルや長時間の編集作業は必要なくなる」と強調しています。
この機能は、日本やアメリカ、インド、韓国など14か国において、「Google AI」の「プラス」「プロ」「ウルトラ」プランの加入者を対象に、順次提供が開始されるということです。
「Googleフォト」では、生成AIを活用した機能の追加が相次いでいます。最近では、肌の質感を整えたり、目を明るくしたりする微細な画像修正機能が導入されました。さらに、衣服の写真をデジタル上のクローゼットに変換し、仮想空間で試着ができる機能なども発表されています。
