アメリカのIT大手グーグルが開発を進める新たなオペレーティングシステム(OS)を搭載したノートパソコン「Googlebook」について、競合他社から低価格帯の製品が相次いで発表される中、市場での競争が激化し、厳しい見方が広がっていることが分かりました。
「Googlebook」は、従来の「ChromeOS」に代わるアンドロイドを基盤とした新たなデスクトップ向けプラットフォームとして、今年初めに発表されました。しかし、具体的な機能や市場での位置づけに関する詳細な情報が不足しており、業界内ではその戦略に対して懐疑的な見方が出ているということです。
ドイツのベルリンで開催された家電見本市「IFA 2026」では、台湾のエイスース(ASUS)やエイサー(Acer)、中国のレノボ(Lenovo)などが「Googlebook」を搭載したノートパソコンの開発を示唆しました。また、画面上のテキストから関連情報を検索できるAIを活用した機能や、専用のカメラアプリなどが搭載される見通しだとしています。
一方で、市場での競争力には課題が指摘されています。従来の「ChromeOS」は、低価格な端末で安定した動作を実現することで普及を進めてきました。しかし、「Googlebook」は高性能なプレミアム端末に焦点を当てているとされています。現在、市場ではアップルの「MacBook Neo」に対抗するため、レノボの「IdeaPad Vibe」やデルの「14S」など、手頃な価格のWindows搭載パソコンが相次いで投入されており、グーグルの戦略は市場の動向と逆行しているとの指摘が出ています。
このほか、グーグルは最新の生成AIモデル「Gemini 3.8 Flash」を発表しました。発表の直後には、他社の主要なAIサービスで一時的なシステム障害が発生し、影響が広がったということです。さらに同社は、部品価格の高騰などを背景に、「Google TV Streamer」やスマートホーム機器「Nest」シリーズの多くの製品で価格引き上げを実施したと発表しました。
