アメリカのIT大手グーグルは、提供開始から20周年を迎えた「グーグル翻訳」のAndroid版アプリに、AI(人工知能)を活用した発音の練習機能を追加したと発表しました。
グーグル翻訳は、2006年4月28日にサービスの提供が開始されました。会社によりますと、今回追加された発音練習機能は、利用者からの要望が最も多かった機能の一つだということです。
翻訳結果の画面で練習用のボタンを選択してスマートフォンに向かって話しかけると、AIが音声を分析し、発音に関する評価を即座に提示する仕組みとなっています。この機能は、今年導入された生成AI「Gemini(ジェミニ)」を活用した理解・質問機能に続く新たな取り組みとして位置づけられています。
現在、この発音練習機能はアメリカとインドにおいて、英語、スペイン語、ヒンディー語を対象にAndroid版アプリで提供されているということです。
グーグルは、翻訳サービスが数十年前の同社の研究部門において、機械学習の技術開発を本格化させるきっかけとなった初期の実験の一つであったと説明しています。現在では最新のAIモデルである「Gemini」が組み込まれており、リアルタイムでの会話翻訳機能などを支えています。会社によりますと、会話翻訳の利用の3分の1以上が5分以上にわたって継続して使われているということです。
グーグル全体での翻訳機能の利用者は毎月10億人に上り、翻訳アプリや検索サービス、画像認識機能などを通じて、月に1兆語が翻訳されているとしています。同社は今後もAI技術を活用し、言語の壁を越えたコミュニケーションの支援を強化していく方針です。
