スマートフォンで撮影したコンサートの思い出や参加履歴を一元管理できる新しいiOS向けアプリ「Gigs」が今週、提供を開始したと発表されました。AppleのAI技術を活用し、過去のライブ参加記録を個人的なアーカイブとして保存できるということです。
アプリの開発者によりますと、多くの人がコンサート会場で写真や動画を撮影するものの、その後見返す機会が少ないという課題を解決するため、今回のアプリを開発したとしています。
ユーザーは、チケットの画像やメール、スクリーンショット、ウェブサイトのリンクなどをアプリに読み込ませることで、コンサートの情報を登録できます。アプリはAppleのAIモデルを活用して、日付や会場、出演者などの情報を自動的に抽出し、リストを作成するということです。
また、「Setlist.fm」や「Concert Archives」など、ほかのサービスで履歴を管理しているユーザー向けに、アカウントを連携して過去の参加記録を自動で取り込む機能も備えています。
登録されたコンサートの日程は個人のカレンダーと同期できるほか、チケットの発売通知の受信や、予想されるセットリストの閲覧が可能です。コンサート終了後には、公演の評価を行ったり、会場で撮影した写真や動画をアップロードしたりするよう通知される仕組みとなっています。
このアプリは、音楽関連アプリなどを手がけてきた独立系開発者のヒデ・ファン・デル・プルフ氏によって開発されました。同氏は、ライブ音楽の愛好家が過去のイベントを振り返るのを支援したいとしています。
アプリ内には統計データを表示する機能もあり、最も多く見たアーティストやお気に入りの会場、参加回数が多い年などを確認できるということです。さらに、参加回数に応じた記念の通知など、ユーザーの記録を祝う機能も盛り込まれています。
アプリは最新のiOS向けに設計されており、次のイベントまでの日数を表示するウィジェット機能や、音声アシスタントのSiriを使ったチケットの確認などにも対応しています。端末内の検索機能であるSpotlightにも対応し、システム全体から過去の公演を検索できる方針です。
アプリのダウンロードは無料ですが、月額2.99ドル(約460円)、または年額19.99ドル(約3,100円)の有料プランも用意されています。有料プランでは、データの書き出しや詳細な統計の閲覧、写真や動画の無制限保存、ほかのサービスからのデータ取り込みなどの追加機能が利用できるということです。
